フレックスタイム制とは?

フレックスタイム制とは?

フレックスタイム制とは、1日の労働時間の長さを固定的に定めず、1箇月以内の一定の期間(精算期間)の総労働時間を定めておき、従業員はその総労働時間の範囲で各労働日の労働時間を自分で決め、その生活と業務との調和を図りながら、効率的に働くことができる制度です。

一般的なフレックスタイム制は、1日の労働時間帯を、必ず勤務すべき時間帯(コアタイム)と、その時間帯の中であればいつ出社または退社してもよい時間帯(フレキシブルタイム)とに分けています。

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以下の場合、フレックスとみなされないことがありますので注意してください。

  • コアタイムがほとんどでフレキシブルタイムが極端に短い場合
  • コアタイムの開始から終了までの時間と標準となる1日の労働時間がほぼ一致している場合
  • 始業時刻、終業時刻のうちどちらか一方だけを従業員の決定にゆだねている場合
  • 始業時刻、終業時刻は従業員の決定にゆだねるとしながら、始業から必ず8時間は労働しなければならない旨義務付けている場合

※コアタイムの設定は任意です。全部をフレキシブルタイムとすることもできます。

Project gantt chart

導入のポイント

  • 就業規則などで始業及び終業の時刻を従業員の決定にゆだねる旨を定める。
  • 労使協定で以下の事項を決定する。(労働基準監督署への届出義務はありません。)
  • 対象となる労働者の範囲
  • 清算期間
  • 清算期間における起算日
  • 清算期間における総労働時間
  • 標準となる1日の労働時間
  • コアタイム
  • フレキシブルタイム

 

フレックスタイム制は、始業、終業の時刻を労働者の決定にゆだねていますが、このことは、使用者の労働時間の把握義務を免除したものではありません。

フレックスタイム制を採用する事業場においても、使用者は各従業員の各日の労働時間の把握をきちんと行い割増賃金の未払いや過重な長時間労働等の問題が起きないよう正しく運用しましょう。

 

<参考>

フレックスタイム制の適正な導入のために

http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/2014318104110.pdf

 

社会保険労務士 磯辺 博孝


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