産前産後休業(産休)期間とは?

産前産後休業(産休)期間とは?

<法定の産前休業期間>

産前休業期間は、出産予定日が基準となります。そして、この出産予定日は医師の診断によります。ですから、転居して担当の医師が変わったら、出産予定日が変わるということもありえます。

原則として、産前休業期間は出産予定日を含め産前42日間です。ただし、双子や三つ子など多胎妊娠の場合は98日間です。

この法定の産前休業期間に、出産する予定の女性が休業を請求した場合には、使用者は働かせてはいけません。〔労働基準法65条1項〕

反対に、出産する予定の女性が休業せずに働きたいという場合には、使用者は正当な理由なく、これを拒むことができません。

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<法定の産後休業期間>

産後休業期間は、実際に出産した日が基準となります。そして、ここでの出産とは、妊娠85日以後の生産(早産)、死産(流産)、人工妊娠中絶をいいます。ですから、会社から出産祝い金が支給されないようなケースでも、産後休業が発生しうるのです。

原則として、産後休業期間は実際に出産した日の翌日から56日間です。

この法定の産後休業期間に、出産した女性を就業させてはなりません。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合に、その者について医師が支障がないと認めた業務に就かせることは、差しつかえありません。〔労働基準法65条2項〕

社会保険労務士 柳田 恵一