源泉徴収簿とは?

源泉徴収簿とは?

<源泉徴収簿の役割>

会社は毎年年末調整を行います。このとき、必要な情報が分散していると、年末調整の作業をするのが大変になってしまいます。

そこで、年末調整をより簡単に行うため、必要な情報を毎月記録しておく帳簿として、源泉徴収簿を作っておくのです。

源泉徴収簿には、従業員の給与の額、課税対象額、毎月の源泉徴収額などを記録しておきます。

これは、法定の書類ではないので作成しなくても違法ではありませんし、法定の様式もありません。

しかし、年末調整の効率を上げるには必要なものですから、国税庁のホームページにも、源泉徴収簿の様式が公開されていて自由にダウンロードして使用できるようになっています。

もちろん、独自の書式を使っても問題ありません。

 

<源泉徴収票との関係>

源泉徴収簿と間違えやすい書類に、源泉徴収票と呼ばれる書類があります。

源泉徴収票は、会社が税務署や社員が住む市区町村に提出する書類です。

源泉徴収票は、個人の年収や所得税の額、保険や扶養控除の金額などが記された書類で、この書類は年に一度会社から従業員へも交付されます。

源泉徴収簿で毎月記録しておいた収入や課税額などが源泉徴収票に集約されているといえます。

会社で効率アップのため任意に使用しているのが源泉徴収簿で、法定された各種の控除手続きや、確定申告の際に原本の提出が必要になるのが源泉徴収票です。

 

社会保険労務士 柳田 恵一