定年退職の規定にご注意!

定年退職の規定にご注意!

<誕生日の前日に年をとる>

法律上は、誕生日の前日の「午後12時」(24時0分0秒)に年をとります。「前日午後12時」と「当日午前0時」は時刻としては同じですが、日付は違うという考え方をしています。

学校でも、4月2日生まれから翌年4月1日生まれまでを1学年としています。これは、4月1日から翌年3月31日までの間に、一定の年齢に達する生徒の集団ということです。

もし「誕生日に年をとる」というルールだとすると、2月29日生まれの人は4年に1回しか年をとらないので不都合です。しかし、「誕生日の前日に年をとる」というルールですから、2月29日生まれの人は、前日の2月28日に年をとることになり、毎年1つ年をとることになります。

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<定年退職の規定では>

就業規則で「65歳の誕生日が属する月の月末をもって定年とする」と規定してあれば、間違えることは無いでしょう。

しかし「65歳に達した日の属する月の月末をもって定年とする」という規定だと、1日生まれの人の定年退職日を間違えやすいのです。

たとえば4月1日生まれの人の場合、前者の規定なら4月末で定年、後者の規定なら3月末で定年です。

もし、法律の考え方と違う運用をしているのなら、就業規則を運用に合わせて改定することをお勧めします。

 

社会保険労務士 柳田 恵一