従業員からブラック企業と疑われないために

従業員からブラック企業と疑われないために

<疑われるポイント>

マスコミやネットで、ブラック企業の話題が一般化し、自分の勤務先もブラックではないかという疑いを持つ従業員が増えてしまいました。

ブラック企業を疑われるポイントとして、次のようなものがあります。

・賞与が支給されない

・退職金の制度が無い

・通勤手当が一部または全く支給されない

・慶弔休暇が無い

・週休二日制ではない

・休職の制度が無い

・半日や時間単位の年次有給休暇取得ができない

・病欠を後から年次有給休暇に振り替えることができない

 

<ブラックという誤解>

上に示した項目は、法令によって労働者の権利とされているものではありません。

これらのことを実施するかどうかは、それぞれの会社の判断に任されていて、法令によって強制されているわけではないのです。

たとえば「賞与が支給されない会社はブラック企業」などとは言えないのです。

 

<ブラックの疑いを防ぐには>

会社がブラックの疑いを持たれないようにするには、勤怠管理、給与計算、年次有給休暇といった基本事項について、専門の会社に委託するか、少なくとも外部の専門家のチェックを受けることが必要です。

また、従業員に対しては、就業規則や社内ルールと労働法について、具体的な内容に踏み込んだ説明も必要です。

従業員の疑いが解消されれば、意欲的に働けるようになり、生産性と定着率も向上することでしょう。

 

社会保険労務士 柳田 恵一